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タニクリニックの東方医学に基いた難病治療

自己免疫疾患(膠原病、関節リウマチ、多発性硬化症、他)

難病とは治療するのが難しい、すなわち現代医療では治らない病気を総称して言う。

その中にはSLE、関節リウマチや多発性硬化症など自己免疫疾患が多く含まれている。
免疫機能は人間のみならず、あらゆる生物が生命活動をするに最も大切な機能であるが、心臓や肝臓のように目に見える個別の臓器が無いために、物質科学を重視してきた現代医学では最も研究が遅れているものの一つであろう。
すなわち真剣な研究が始まって、まだ20年そこそこである。

この免疫の機能が損なわれているために発生するのが自己免疫疾患である。
この免疫機能は、自己と異なるものや人体に悪影響を与える細菌など(非自己)を認知して排除し人体を守る、と同時に一方では自分自身(自己)は攻撃することなく容認する機能である。

上記の自己免疫疾患では、自己と非自己とを正しく区別する機能が乱れた病態を言う。
すなわち免疫機能を司る白血球等が遺伝子レベルで異常を引き起こし、その結果、してはならない自分自身の体を攻撃して引き起こされる特有の病態である。

つまり人間の生理機能そのもののトラブルである。残念ながら外部からの病因ではなくて、このような人体そのものの異常は現代医学で用いている化学薬品では治すことは非常に難しい。
したがって現代医学では、病気を治すことができないため、やむを得ず病気をコントロールする――副腎皮質ホルモン・免疫抑制剤等の強力な薬品で発症を抑え進行をゆるやかにする治療が行われている。
故に投薬を中止するとほとんどの例で急激に増悪することになる。
また生理機能を無理に抑制するために、発生する副作用もきびしい。
その意味で現在の治療はまだまだ不完全だということが言えると思う。

一方、自然療法である各種伝統医学は、人体そのものに目を向けた医療であるため、うまく使えば根本治療に近づく可能性はより高い治療と言うことが出来る。
幸いにも私には35年以上の臨床経験があり、癌治療を主軸にした自然免疫療法を通して、人体の免疫機能とのかかわりをずっと観察し続けることが出来た。
その結果、最近の4、5年は下記の治療指針を得て顕著な有効性を得ることが出来るようになった。
つまるところ西洋医学で当面の病症を改善しながら東洋医学で時間をかけて根本的に治すというのが今のところ最善の治療法と思えるのである。
  1. 医食同源の立場から、食品を主体に構成した薬用茶や漢方を用いる。
    食事療法も大切な治療法の一つである。
    体質の改善には薬品(生薬)よりは体に吸収され易く体になじみ易い食品がより有用である。
  2. 治療の進行につれて体質を東方医学的に3段階に分けて考え、それに応じて治療法も変える必要がある。
  3. 症状改善へ向けた治療と同時に治療茶と極く少量の化学薬品のサポートで免疫機能の正常化に努める。
  4. 副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤の服用期間がおおよそ2年以内であればほとんどの例で服用を中止出来るようになる。
  5. 免疫の異常はその遺伝子の損傷によるものが大きい。また遺伝子は自然物によるよりも化学薬品による損傷のほうがはるかに強い。食品と共に経口的に入る化学薬品に注意する。
    また免疫は腸内細菌叢と深いかかわりがある。腸内細菌叢を乱さない食生活に十分留意すべきである。
上記の治療で、正常な免疫機能を取り戻し、早い人で1年、通常で1年半から2年かけて、この忌まわしい邪病から脱却することができる。

その1 関節リウマチ
症例( I )25歳 女性 大学職員

  • 来院の約2年前に複数の関節痛と発熱、及びリウマチ因子247(正常値15以下)によって某大学病院で関節リウマチと診断されて入院。
    はじめプレドニン30mg/日で治療を受け、幸いステロイド療法が効を奏し、約1.5ヵ月後に諸症状が軽快し以後通院治療となる。
    退院時のプレドニンは15mgと12.5mgを交互に服用していた。当時リウマチ因子は50前後まで低下していた。
    約3ヵ月後に職場復帰をする頃にはプレドニン10mgと7.5mgに減量していたが、復帰後間もなく関節の軽い発赤腫脹の増悪がみられ、その都度プレドニンの増量と消炎鎮痛剤(NSAIDs)で対応していたという。

  • 当院治療開始
    免疫抑制剤の追加服用が検討されていた頃、知人のすすめで(医)長白会タニクリニックに初診来院。
    初診時はプレドニン15.0mgと12.5mgを交互に服用しており、リウマチ因子は105、CRPは1.2(正常0.4以下)であった。
    さっそく、基礎体質改善のための薬用茶と免疫改善のための「気」を多く含んだアストル水及び漢方の柴苓湯による治療を開始。ステロイドは同量を継続内服。

  • 基礎体質の改善
    約4ヶ月後、東方医学的に基礎体質が改善され、引き続き改善された体質を利用しての積極的な治療にすすむ。
    より強力な治療効果を得るために、アストル水に加えてホメオパシー(ヨーロッパで行われている伝統的自然療法)のレメディ(CL-V, CL-X)を投与し、漢方は疎経活血湯に変更。
    この頃から病状が回復に向かい、鎮痛剤の服用はめっきり減り、朝のこわばりも少なくなってきている。

  • ステロイド減量開始
    体質改善と症状の改善及び血液検査(リウマチ因子55、CRP0.6)の改善をみて、ステロイドを漸次減量し、治療開始7ヶ月でプレドニン7.5mgへ、11ヶ月で5.0mgへ、1年2ヶ月で2.5mgへと減量。

  • ステロイド離脱
    治療開始約1年6ヶ月で、ステロイド離脱に成功。離脱後4ヶ月経過しているがリウマチ因子17、CRP0.2とほぼ正常に近い状態に回復している。
現在、少しずつ休薬しているところである。
症例

その2 膠原病
症例(II)SLE 22歳 女性 学生

  • SLEの診断
    タニクリニック来院時の約3年前にほぼ全身の関節痛に襲われ、授業中に意識障害あり、高い発熱も伴ったため家庭医から某大学病院に紹介入院する。その頃、顔面の特有の紅斑も出現し、血液検査の所見から(抗核抗体値)、膠原病(SLE)と診断された。
    さっそくステロイド療法(40mg/日)が開始され、この入院では症状の改善が割合早く、約4週間の後、ステロイド10mg/日に減量して退院。

  • 再発のくり返し
    最初の入院の約1年後、再び発熱と関節痛が出現し再入院。
    この度はステロイドの増量では有効な改善がみられず、免疫抑制剤の併用でようやく2ヶ月半後に退院。
    但し、幾種類かの副作用を併発し、胃潰瘍に対してケルナック、パリエット、高血圧に対してコニール等、白血球増加と繰り返す口腔内感染に対して抗生剤の内服とイソジンによるうがい等の処置が行われている。タニクリニック来院の7ヶ月前、再び発熱と関節痛が強く、今度は別の大学病院に入院。再びステロイドと免疫抑制剤の対応で5ヶ月後にようやく退院。この頃から明らかなムーンフェイスを呈してきた。
    易感染症と著しい倦怠感のため大学はやむなく休学。全身の浮腫や時々繰り返す関節痛は継続していた。
    アルキル化薬(エンドキサン)の適用も医師から言われていた。
    このままでは将来への展望も乏しく、新たな治療を求めて来院。

  • 初診来院
    初診時来院時、メドロール15mg/日、ネオラール150mg/日その他に降圧剤、抗潰瘍剤や骨粗鬆症薬、高脂血症剤など数種類の内服を併用している。
    さっそく、服用中の化学薬品に加えて基礎体質改善の薬用茶、アストル水及び越婢加求湯、大柴胡湯去大黄等の漢方も併用した。この症例の場合、ステロイドに加えて免疫抑制剤を服用しているため、通常の例に比べて基礎体質の改善に時間を要し、5ヵ月後にようやく基礎的体質の改善をみた。但し、各種症状の改善は順調で約1年後には、時々の足関節痛以外にはほぼ諸症状は消失し、すでにこの時点では復学をしている。

  • 回復への歩み
    基礎体質の改善後、漢方を疎経活血湯に変更し、アストル水をホメオパシーのレメディーに変更。胸腺機能の回復にも留意する。治療開始1年2ヵ月後頃から少しづつステロイド、免疫抑制剤の減量に努め、治療開始1年8ヶ月現在、メドロール7.5mgと5.0mg/日、ネオラール50mg/日まで減量に成功している。血液検査は抗核抗体80倍、CRP0.2、リウマチ因子3未満である。
    自覚症状はほとんど無くなお治療中である。
タニクリニックとしては、この症例の年齢的若さに希望を持って、さらにステロイド、免疫抑制剤の減量ができるチャンスがあるのではと期待を持って治療継続と経過観察に注意をはらっている。

その3 アトピー性皮膚炎

一般に I 型アレルギーの一つと考えられているアトピー性皮膚炎は、アレルギー性体質遺伝を伴い、難治性でしかも現代では比較的多い疾患となってきている。
(医)長白会タニクリニックは開業35周年を迎えることができましたが、現代医学では治せない疾病であることから、開業以来延べ600名以上のこの病気の人々の治療にたずさわってきた。
開業当時(昭和47年)は、一般病院では鍼灸や漢方などを取り入れた東西統合医療はほとんど皆無の時代であったこともあって、多くの方々のご来院を頂いたのだと思う。

そもそも今から50年前までは、成人のアトピー性皮膚炎はあまり見られず、ほとんどが免疫系の機能が未発達の幼児のみに見られた皮膚疾患で、小学校入学ごろには免疫機能の完成と同時に自然に治っていたものであった。
ところが、近年の生活環境の変化、なかでも食生活の変化、とくに食品添加物の影響で、人体の中でも最も敏感な組織である免疫系にひずみが生じ、幼児期を過ぎてから発症したり、幼児期後に一旦消失した症状が成人になって再度発症したり、さらには食生活などで損傷された遺伝子が、次の世代の子供に発症させることになってきたと思われる。

その治療法は、種々雑多であるが、大まかには対症的に病状を抑制するか、免疫系のひずみを是正すべく体質改善を計るかの二つであろう。

第1の対症療法は、西洋医学的な理論に基づいて、抗アレルギー剤や免疫抑制剤(ステロイド剤を含む)の内服や、外用薬を用いることになる。
タニクリニックでは抗アレルギー剤の内服と種々の外用薬に加え、消風散、当帰飲子、柴胡清肝湯などの漢方薬を併用することになる。
これによって一定の効果を得ることが出来るが、著効を得る症例は2割に満たないのが実感であり、完治することはさらに希少となる。
その有効性は、治療前の症状を10とすると、4〜7くらいに抑える程度である。
一般に漢方で体質から改善すると言いますが、私共の経験では、その成功率は必ずしも高くないようである。

第2の方法は、現在、最もおすすめしている療法である。
アトピー性皮膚炎は、他の免疫疾患である膠原病、リウマチや多発性硬化症などと同じく、免疫という体の基本的な防衛機能のトラブルであり、エイズや肺炎のように外来からの病原の進入で発症したものではない。
すなわち体を健康に保持する基本的かつ唯一の機能である免疫の失調が原因である。いわば体そのものの失調である。
これを治すのに化学薬品に依存することはもともと無理がある。 
一般論から考えても、化学薬品は長期に用いるときむしろ体を損なうことが多い性質のものである。
私の経験からは、病んだ体の体質の改善を図るには、自然のもので吸収されて体や遺伝子を損なわないもの、中でもより食品に近いものが体にやさしく、かつ、吸収されて有益に働くことになると思っている。
東方医学でいう「気」の力を借りて長年にわたってアトピー性体質の改善を計ってきた結果、ようやく最近の数年になって有効な作用をもつ生薬(茶)にたどりつくことが出来た。
当然ながら、治療期間は年余に及ぶことになるが、「急がば廻れ」の諺ならずとも、その治療の目的からみてもうなずけることである。

一般の薬品に見られるような副作用はなく、人体に合った「気」を持った生薬(食品)であるため、ほとんどの例で治療により体調はより健康になる。
ここでも西洋医学的薬物治療とは大いに異なっている。

症例(III)アトピー性皮膚炎 28歳 女性

2歳の頃からひどいアトピー性湿疹に悩まされ、皮膚科の治療に加えて温泉療法などを行っていたが、当時それほど有効なものがなく、増悪や軽快を繰り返していた。
小学校の高学年になる頃、次第に快方に向かい、その後成人するまでアトピーの症状は全て消失していた。
大学卒業後就職して環境の変化と仕事のストレスからか、かなり激しいアトピーの症状が再発してきた。
皮膚科の治療はもとより、民間療法まで試みたがほとんど改善せず、かかりつけの整体の先生からタニクリニックを紹介されて約2年前に来院した。

来院時、頚部や腹部にひどいアトピー特有の皮膚の所見があり、ステロイドの外用のためか、顔面から頚部は赤味が強い。
体質改善を基本とした治療を行うこと、軽快までには年余の期間が必要なことを理解してもらった上で治療を開始した。
治療は体質改善の「治療薬」と「漢方に少量の現代医薬品」を加えたものからはじめて、約4ヵ月後に基礎体質の改善をみた上で、本格的な治療へと進んでいった。

その後治療は「治療茶」と「漢方」に加えて、ヨーロッパで行われている自然療法の「ホメオパシー」のレメディを服用する。
その後約半年間に少しずつ症状の改善がみられ、治療開始後、約1年半で大変良くなってきた。

約2年経過した現在、全く外用薬は用いることなく、一見してアトピーとは見えない状態である。
どうやら、よさそうな彼も見つかったらしく、大変明るくOL生活を送れるようになっている。
現在、どのようにして治療薬の減量をしていくかを考えていることろである。

私共のクリニックで行っている治療はあくまでも体質の改善を基本に考えたもので、自然物が治療薬の中心になっている。
そのため、現代治療と異なって症状を無理に抑える治療ではない。
したがって治療にやや長い期間を要するが、治療による副作用はほとんど無い。
また治療茶等は保険の適応が無いため自費で購入していただくことになり、月に1万5千円〜2万円程度が必要になる。
治療の有効性が出現するにつれて、IgE等アレルギー指標が自然にゆるやかに低下することから、単に強い薬品で抑えるだけの治療でなく、体の基本から治していっているものだと実感している。

その4 重症筋無力症
症例(IV)重症筋無力症 58歳 女性


病歴
平成 7年 2月
左顔面のひきつりで、某国立病院の神経内科外来を受診した。その後、左眼瞼下垂が出現した。
平成 7年 6月
精査目的で入院したが、原因は分からなかった。
平成 7年 7月
退院。プレドニン30mg/日の内服を開始した。
その後、左眼瞼下垂は悪化。両下肢脱力も出現し、階段も昇れないほどになった。
平成 8年12月
テンシロンテスト陽性(+)。重症筋無力症と診断された。
抗アセチルコリン受容体抗体(−)。胸部CT上、胸腺腫は認められなかった。
メスチノン60mg×3/日の内服を開始した。
平成 9年 7月
胸腺摘出術を施行。両下肢脱力は改善し、階段は昇れるようになったが、なお脱力は残った。プレドニンは20mg、5mgを1日おきに交互に内服することとなった。
平成11年12月
タニクリニック受診。左眼瞼下垂。両下肢脱力が認められた。
漢方薬、治療茶を併用して治療を開始した。2ヵ月後にホメオパシーを追加した。
その後、症状は徐々に改善したため、メスチノンは平成17年5月に中止した。
プレドニンも徐々に減量し、平成17年10月には中止となった。
平成18年6月現在
左眼瞼下垂が1週間に1度ほどあるが、すぐに回復する。
下肢脱力など他の筋無力症の症状は認められない。副作用はなかった。
症例

その5 多発性硬化症
症例(V)多発性硬化症 42歳 女性

平成10年8月
左下肢のしびれ、痛みで発症。
平成10年10月
右下肢にもしびれ、痛みが出現し、某日赤病院整形外科を受診。
平成11年 2月
上半身の痛み、しびれ、四肢の運動障害、排尿障害が出現し、精査目的で、同病院に入院。頚髄MRI、髄液検査にて多発性硬化症と診断された。
入院後、プレドニン60mg/日の内服を開始したが、症状は改善しなかった。
入院中に、視野障害も出現した。
平成11年 5月
症状が改善しないまま、プレドニン30mg内服にて退院。
平成12年11月
タニクリニック受診。四肢の感覚、運動障害は続いており、歩行には介助が必要とされた。排尿障害、視野障害も残っていた。
プレドニンは12.5mg/日内服していた。
漢方薬、ホメオパシー、針灸治療、治療茶を併用して治療を開始した。
治療目的は生薬等による自己免疫の復元調整治療であるため、免疫抑制剤であるプレドニンは間もなく漸減中止した。その後、症状は徐々に改善。
1年後には、運動障害、視力障害、排尿障害は消失した。
上下肢のしびれ、痛みも徐々に改善した。
平成17年 5月
全症状は、ほぼ消失した。その後、約1年が経過した。
平成18年 4月
現在、症状の再発も認められていない。副作用なし。
症例

上記の膠原病、関節リウマチ、アトピー、通年制アレルギー性鼻炎などの他に、現代医学では治せない自己免疫疾患で難病に指定されているものの中にも、谷クリニック独自の体質改善に基づく自然療法で以外にも大変有益な治療対象として、脊髄小脳変性症IgA腎炎などが有望であり、筋ジストロフィーにおいても明らかに症状の改善が認められている。
漸次、このページで発表していきたいと考えている。

以下の表に2007年3月現在での1年以上の治療経過が観察された例の治療成績を示します。
治癒の状態までには約2年間程度の期間が必要と思われます。いずれも、治療を継続するほど有効度が高くなっています。
治療の有効性は、自覚症状と血液データを合わせて判断します。

症例

治療費

自然治療費のほとんど全てが健康保険の適用から外れているため、悪性腫瘍では月に6.5〜8.5(〜10.5)万円、自己免疫疾患、アトピーや鼻アレルギー(花粉症を含む)では1.5万円〜2万円前後が必要です。

但し、税務上は医療費控除の対象になります。

受診要領

初診時のみ予約が必要です。電話連絡の上、悪性腫瘍(ガン、白血病など)と病名をお伝え頂き、予約された日にご来院下さい。
初診時は約2〜3時間程度の診療時間をご予定下さい。
時間の都合上、原則としてご相談のみの予約は受けておりません。