治療に用いる生薬について



今回の治療に際しては、一貫して、
CHAN BAI SAN と、ASTOL YOGURTという2種類の薬が幼児達に対して与えられた。

CHAN BAI SAN

長白散(CHAN BAI SAN, or CBS)は次のような作用を持つ生薬複合剤(方剤)である。

1. CD4を主とする免疫力を高め、その機能を活性化する。   
2. HIVに対して作用しその働きを抑制する。
3. エイズによく見られる諸症状の治療と発症の予防効果。

これらの作用を得るために世界各地の良しとされる生薬4,500種類の中から厳選された、以下の内容の生薬で構成されている。

1. 抗ウィルス、抗真菌作用を持つ生薬 - 
   桑寄生、沙参、まふのり(Gloiopeltis tenax T.A.), オトギリソウなど
2. 消炎、解熱作用を持つ生薬 -
   苦陳皮、ビャクシ、甘草、貫衆など。
3. 健胃整腸及び止瀉作用など消化器に有効な生薬 -
   山薬、陳皮、茯苓、生姜、蒼朮など。
4. 去痰止咳作用など呼吸器に有効な生薬 -
   桑白皮、桑寄生、麦門冬、杏仁など。
5. 滋養強壮作用を持つ生薬 -
   人参、山薬、地黄、アーモンドなど。

以上の5つの作用を持つ生薬は、過去において広く、しかも長期にわたって使用されてきて、その有効性が確認されているもので、求めるに際しては中国に限らず、広く世界の伝統医学や民間薬から選択された。 著しく体力の衰えた病人に投与することを考えて、極力安全性の高い生薬を選び副作用の防止に注意した。また、全く無害か、殆ど無害と認められている生薬に限定して選択した。
状況に応じて、また季節によって内容を一部変更することもあった。例えば、冬季に流感が流行すれば、その予防薬として、まふのり、葛根、桂枝などを意図的に加味するし、夏期に胃腸障害が発生すれば、茴香、陳皮、蒼朮を加えるという具合である。
このようにして合成した方剤を使用してきた結果、100名のエイズ病人に現在までに継続的投薬をしているが、これまでに肝機能障害などの副作用と思われるものは認められていない。 また、念のために行われた動物実験による毒性試験及び復帰変異試験でも危険性は一切認められていない。
生薬の作用はマイルドで、服用後1〜2カ月後から徐々に効果が現れ、服用を継続するほど有益である。味は生薬独特の苦みを消して、子供にでも容易に飲むことができるものにした。子供達は毎日の服用の時間を待っているくらいであるという。



ASTOL YOGURT

ASTOL YOGURTは、良質のヨーグルトと緑豆(phaseolus rodiatus L., green bean)の水抽出エキスを加工したものとの混合物をフリーズ・ドライで粉末状にしたものである。これには人体の免疫機能を賦活する作用があり、谷博士は、過去10年以上に渡って免疫失調をきたした疾患、特に白血病に投与してきて、その著しい有効性を認めている。エイズ及び他の疾病へのこれまでの臨床使用経験から白血球、特にT−細胞の働きを促進させ、たとえT−細胞の絶対数は少なくても正常に近い機能を維持させる働きがある、と考えられている。なお、緑豆や緑豆もやしは東洋では食用として薬膳料理などにもしばしば用いられ、強い抗炎症作用があることが認められている。従って、ヨーグルトと緑豆エキスで作られたASTOLは人体機能を高める上でにきわめて有益で、しかも自然物ゆえ全く無害である。


ルーマニアにおいて、肺炎等を発症し抗生物質では治療が困難な症例がCBS,ASTOL YOGURTの併用投与によって改善し、軽快退院したが、これらの病人に対して現地の一部の医師から退院後に発症予防のAZT,DDIの投与が提案されることもあった。谷博士はそれら化学薬品の副作用や薬害耐性のことを考えると、そのような症例に対しては投与の必要性は全くないと拒否している。事実その結果、子供達はCBSとASTOL YOGURTのみの投与で現在まで元気に生活している。

2001年2月現在、CBSの効力はさらに強化され、Astol Yogurtの有効性をCBSに集約することが可能になり、本年4月頃からはCBSのみで十分治療出来るよう研究中である。そうなれば、より服用がし易く、経済的にも有利になるものと思われる。


これらの薬剤のさらに詳しい問い合わせについて

生薬治療の臨床的根拠

谷博士は、ドクターライセンスを得て、5年間の大学病院での研修を経て、1969年から本格的に東洋医学の学習を始め、1979年以降 中医学、日本漢方と現代西洋医学の融合すなわち中西医結合の医療を実践してきた。その間、1969年日本初の針麻酔手術に成功したのはよく知られている。東洋医学を臨床に応用し始めた頃から最も難治の「癌」の東洋医学的な治療を一生のテーマとして今日まで取り組んできた。30年に近い独自の実践の累積で最近では、癌の進行を止め、癌と共存している症例が増え、中には、癌腫の融解(ガン退縮)によって著しい改善を見る症例が得られている。
東洋医学の癌治療は西洋医学的には一種の免疫療法である。癌患者のガン細胞を死滅させるNK細胞など T- 細胞による免疫力を強めて癌に抵抗する体力をつけるものである。従って、西洋医学が癌そのもの直接攻撃し、排除するのを治療の最たる目的としているのに対して、東洋のそれはその個人の弱った免疫、栄養、代謝などの機能を正常化してその作用を高め自らの治癒力で直そうとする治療であるといえる。
一方エイズはHIVによってCD4細胞が破壊され、免疫力の低下を主な病機とする後天性免疫不全症候群である。従って、その回復への過程は、東洋医学の癌治療理念である免疫力増強と同じ線上にある。そして、谷博士の癌治療では数年前から癌や白血病に対して明らかに有効な症例がでてきている。しかも副作用は全くないと言って良い。博士の癌の東洋医学の免疫療法をエイズ用に少し変更すれば良いと思われる。そのような理由から厳選された自然治療 (Prime Natural Medicine) を応用するエイズの生薬治療と言う意味で、現在、谷博士は最も効果を上げやすい立場にいる一人ということになろう。

参考著書 「ガンはここまで治る!」 プレジデント社
       「東洋医学と西洋医学」 PHP社
       「東洋医学でこんなに良くなる」 毎日新聞社



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