40例の発症エイズに予想以上の良好な結果

第11回国際エイズ会議(96年7月 、於 バンクーバー)にて発表するマトーシャ先生
これまでの経過
A) 1992-1993 
48例の小児エイズ発症患者(うちARC13例、重症AIDS35例)を4つのグループに分けて、4種類の治療を1年間(1992-1993)パイロットスタディとして行い、どの治療が優れた効果を得るかを検討した。その結果、生薬治療グループがAZT治療群より優れた結果を得た。
B) 1993-1995
2年目より生薬服用群の40例をもうけ、生薬を服用せず一般的な抗生物質、γ-グロブリン、整腸剤・栄養剤などの治療のみを受ける対照群72例とその臨床経過を比較観察したところ、以下のような結果が得られた。
- 病状の進行は非生薬群が時間とともに増悪していくのに比べて、生薬群は逆に改善し、最良の時点である治療開始2年半後1994年9月には、9例の無症状キャリアーの状態に改善した(図3、Aグループ1994年Nの項) 。また 図3のA.B.グループを比較してみると、非生薬群Bグループが、時間の経過に従って重症化したのに比べて、生薬群Aグループは改善または維持の傾向にある。死亡率は対照群の1/3に低下した。
- 小児エイズの場合、身体の成長は病状の指標になる。重症エイズの場合、子供達の成長は殆ど停止する。しかしここで生薬群は対照群に比して体重、身長の成長が大きく改善されている。治療前の成長率の平均は正常な成長の40%程度であったが、3年間の生薬治療後は、同85%にまで回復した。現在は約77%程である(図1”体位向上割合”)。
- 発症したエイズの病状のもう一つの目安は免疫と平行して頻発する反復性の”日和見感染”によっても推し量ることができる。生薬群は非生薬群と比べて3年間の治療後著しくその発生頻度が低下している(図1”日和見感染症”)。 また、一定期間に測定したCD4数も増加し、この臨床改善を裏付けた(図2)。